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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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必要だったのは、きっかけだ



……結局のところ、きっかけがあればいいのだ。


難しく考えすぎる必要はない。


単純に私には、彼ら程度の武力では抑えられないほどの力を持っている以上、


彼らが明確に()()である証拠を掴むより、


私が力を行使するだけの()()があれば、よかったのだと今更になって、気付いた。


彼らが非合法組織であり、犯罪に手を染めているという状況証拠があるのだから、


理由というなら、それで充分だった。


そもそも、私自身は官憲のような正式な存在ではないのだ。


どれだけ証拠を理由を作ろうとも、その力の行使は私刑と捉えられても、仕方ない。


だから、私はどこかで、そのラインを踏み越えなければならなかった。


自身の正当性よりも、他者(アニス)の救済を優先するならば――



……


「ぐっ……!」



()()()が、床に転がる。


私に不意打ちを仕掛けようとして、返り討ちにあったからだ。


()()()、私達を見張っていた、非合法組織の三人は、おおよそ私がこれまで推測していた事実を認めた。


違法な”煙草”、”アミテさんの暗殺”、”アニスの殺害(未遂)”を、だ。


そして、自分達のまとめ役がロアンであることも――

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