表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
619/1085

容易な犯行

私はアニスに話を聞かせてくれたお礼を言ったあと、外にいるちーちゃん達に声をかけた。


私は二人にアニスから聞いた話を、なるべく主観が混じらないように事実だけを述べた。


「……アミテさんは、『タルニア』だっけ?大きな街に行こうとしてたんだね」


「用件はなんだったんでしょう?」


「今となってはわかりませんが、集落から逃げようとしたか、

あるいは官憲に集落の実態を告発しようとしたというところでしょうか」


「後者だったなら、充分に()()()()理由にはなる、か」


「前者だとしても、集落の実態を知ってる人間をそのまま集落の外に出すとも思えません」


「閉鎖的な集落の状況を思えば、

不必要に外部と接触を図ろうとするだけでも、危険だと判断されかねませんわ」


「理由としては充分に考えられますね……そうなると、やっぱり、非合法組織が関与してそうですね。

不自然な病死はきっと、毒物の投与だと思います」


「そうだね。どうやって、アミテさんに投与したのかまでは、わからないけど、

それを手に入れるのは容易だろうね」


「非合法組織特有の独自のルートで調達することも、薬師のアミテさんが管理していたものでも、

それこそ、集落に蔓延している”アンデッド”でも、過剰摂取(オーバードーズ)させれば、中毒状態は容易に作れますからね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ