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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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フーダニットの誤認

「”誰がやったか”……?

それって、つまりは……それをごまかしたいってことですか?」


「ええ、状況を見るにある程度推測は出来ます」


「ま、多分違法薬物を生産してるっていう、非合法組織(マフィア)は関係してくるだろうね」


「そして、自分達が犯人だと悟られないために、回りくどい方法でアニスを……殺そうとしたんだと思います」


「どこまで、計算の内かはわからないけど、集落の人達とアニスちゃんの関係があったから、

集落の人を隠れ(みの)にしたんだね」


「村から追い出されたアニスの立場を考えると、そう考えるのが自然ですね。

現に私達もつい先程まで、そう思っていた訳ですし」


「……」


シンシアさんはおぞましいものを見たかのような表情をしていた。


その中で、何かに気付いた顔をすると、ゆっくりと手を挙げた。


「あの、いいでしょうか……?」


「なに、急に改まっちゃって」


「いえ、仮にそうだとしたら……非合法組織はどうして、アニスちゃんを狙うんでしょうか?」


「それは……まだ、わからないですね。

そういう意味では、あくまでただの推測にすぎません」


そうは言いつつも、そうなのではないかと言う確信はあった。


こういう風に、事実が浮き彫りになった際、これまでがそうであったように……

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