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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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”殺意”の解剖

「明確な、殺意ですか……」


シンシアさんは、どこかひっかかりを感じているようだった。


「どうしたんですか、シンシアさん?」


「いえ、それならもっと確実な方法があったのではないかと……」


と、そこで、シンシアさんはアニスの方を見た。


聞こえてはいないだろうけど、本人の前でする話ではないかも知れない。


そう考える一方で、結論次第では本人に伝える必要があるとも考えた。


命を狙われているのなら――


「確かに、もっと単純な方法はあると思います。だけど、逆にこうも考えられませんか?

そういう単純な方法は取れなかった、としたら?」


「……なるほど」


すると、ちーちゃんは二本指をシンシアさんに向けた。


「例えば、こうして単純に銃で殺したとする。

そうなると、どうなる?」


「え……?」


「答えは殺人ということが分かる。”事故”じゃなくてね」


「あっ……え、ですが……」


「うん、投石で死んだとしても、それは殺人。

だけど、そこにある”殺意”は多少なりとも薄れるね。

それに石と銃弾じゃあ、”誰がやったか”も変わってくる」

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