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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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その悪意の名は

「垂直……?」


それはつまり、放物線を描くように放った訳ではなく、明確に狙いをつけて”射出”した……?


「そもそも、窓を突き破って、勢いを殺さずにアニスちゃんにまで到達したんだよ!?

それなりの威力はあるはずだよ!」


そうだ。そうなるとするなら……


「夜間とは言え、気付かれないよう距離を取ってるはずです。

仮に至近距離なら、すぐに向かった私が犯人を見つけていたかも知れない。

そう考えると……それなりに距離がある場所から、”射出”したんだと思います」


「それ……普通の人には無理ではないのですか?」


そう、少なくとも気功や魔法でも使わなければ、

小屋の奥にいるアニスに当てるところまでは出来ないだろう。


「きっと、石を射出出来る道具か仕掛けを用意して使ったんだと思います」


「それ……単なる嫌がらせにそこまでする?」


「絶対ない、とも言い切れませんが、あまり考えられませんね」


少なくとも、集落にいる人間がそこまでの”手間”をかけるものかという疑問が浮かぶ。


単なる嫌がらせなら、それこそ、石を投げ込むだけでいい。


これではまるで……


「まるで……アニスへの”明確な殺意”さえ感じる……」

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