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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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旅は道連れ

腹ごしらえも済ましたところで、そろそろ王都を発つことにした。


「ラン兄さん、お世話になりました。ラン兄さんの宿題、解けるよう、頑張ります」


「うむ……息災でな」


「ランパードさん、色々ありがとうございました」


セレナは正式にラン兄さんに断りをいれたあとだった。


「セレナ殿も、安息の地に至れることを願っているよ」


「はい、お世話になりました」


ラン兄さんに別れを言った、その時だった。




「クリシュナさん、待って下さい!」




声をしたほうから、馬車が走ってきた。


「シンシアさん!」


なんと、シンシアさん自身が馬車の手綱を引いていた。


「お礼もまだちゃんと言えてませんのに、急に旅立つなんて」


「あはは……私の役割はもう終わりましたから」


「それでも、お礼も言えずになんてあんまりです!ありがとう、クリシュナさん」


「どういたしまして」


「『剣聖』殿も色々とお世話になりました」


「うむ。元気そうでなによりです」


「セレーナさんも、助かりました。あなたの言葉がなければ、どうなったかわかりません」


「いえ、わたしは大したことしてませんし……」


「それにしても、わざわざ、お礼を言うために自分で馬車を?」


「いえ、違いますよ」


「あ、他になにか用事が?」


「クリシュナさん、私……アタシもご一緒させてください!」


「…………へ?」

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