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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第12章 衝突する少女
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死に別れた母

人はそう簡単に環境を変えられない。


それは確かにその通りだと思う。


「……でも、結局は集落から追い出される形になったんですよね、アニスは」


「そうだね」


「その理由は聞けたんですか?」


「残念ながら……そこまで突っ込むのは躊躇われたから……聞けてない」


「そうですか……」


「ただ、変わりといってはないけど、身の上話のついでに、お母さんのことは聞けたよ」


「あの子のお母さん……」


集落への関わりという点では、アニスの母の方が深いだろう。


有用な情報があるとも限らないが、折角の情報だ。


聞いておいて損はないだろう。


「名は”アミテ”というそうですわ」


「アミテ……確か、お墓はこの辺りにあるんですよね?」


「ええ、集落の外れに墓地があります。そこで眠っているそうですわ」


墓地……お墓……何かあるとも限らないけど、後で行ってみるだけ行ってみるのもありかも知れない。


それだけ解決に繋がりえる情報が枯渇していた。


「死因は病死だそうですわ」


「病気……」


違法薬物が身体に与える影響を考えた。


どこまで関連性があるのかは、わからない。


ただ、集落の現状とアニスの現状が全く無関係とも思えなかった。

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