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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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癒しの波動

子供の頃を思い出していた。


森にピクニックに行った日、母に抱かれながらお昼寝をした。


草木の匂いと母に包まれている安心感でとても幸福に感じたことを覚えている――――







……





「あ、おはようございます」


目を覚ますとセレナの顔があった。


「セレナ……?」


前後がわからず、必死に思い出そうとする。


木造造りの天井を見て思い出した。


そうだ、私は道場で力尽きて倒れたのだ。


「う……」


上半身を起き上がらせて気付いた。


「あ……膝枕してくれてたんだね、ありがとう」


「いえ……これくらいは」


「起きるまで、待っててくれたんだね……ん?」


ふと、身体が軽いことに気付いた。


人よりは回復が早いほうではあるが、

あれだけ激しい疲労が、少し眠ったくらいで改善するとは思えない。


「どうかしました?」


「いや……なんだか、疲れがとれてて……もしかして、何かした?」


といっても、怪我や病気と違って疲労は魔法や気功で取り除くのは難しいのだけど。


「いえ、特には……」


「うん、気づいていなかったのか?」


と、器を持ってラン兄さんが戻ってきた。


「なにがでしょうか?」


「君は”神仙術”を使っていたのだぞ」

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