表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
495/1085

かつての勇者譚 4

…………


本命(まおう)はまだか……っ!」


魔王城に潜入して3時間半は経っていた。


手薄になっていると言っても、そこは敵の本拠地。


数は少なくとも、実力の持ったモンスター達がパーティーを消耗させていた。


「『リペアフィールド』」


隊列の中央部、薄緑色の神官服を着た僧侶が杖を掲げると辺りに光が降り注ぎ、仲間達の傷を癒していった。


「よし、ありがとう、リチャード。これでまだイケる」


「……レオン」


「なんだ?」


「聖水のストックは充分あるよね」


「それは当然だが……まさか!?」


「うん、回復役に徹していたけど……僕も戦うよ」


僧侶リチャード……若干11歳にして、現世において最高位神官の座を手に入れた通称『神の遺児』

ミーナに引けを取らない……いや、それ以上の魔法燃料貯蔵量を誇る勇者パーティーの回復役だが、

聖水を用いたオリジナルの聖水魔法で戦うことが出来た。


しかし、いくら魔法燃料の貯蔵量が多いとはいえ、回復役をこなしながら戦うには……


「駄目だ、負担が大きすぎる。お前が機能停止するとパーティーの生命線がいなくなるのと同義だ」


「生命線?それは、僕じゃなくて、チヒロでしょ?」


「っ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ