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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
492/1085

かつての勇者譚 1

――――



チヒロは、勇者だ。


勇者というのだから、その対となるべき魔王もいた。


そして、初めてチヒロが魔王と対峙した時、世界は滅びるかどうかの瀬戸際にいた。



ゴンド歴1999.6.17


魔王軍と人類軍は大規模衝突し、1週間が経っていた。


互いに大きく数を減らし、消耗した中で、最早決着は魔王軍の頭である魔王を倒すか、

人類の希望である勇者が散るか、その二つでしかつかなかった。


そして、そのことをよく理解していたチヒロ達パーティーは全面衝突で手薄になっていた魔王城を強襲。


魔王との最終決戦を仕掛けにかかる。


しかし、魔王もまたその行動を読んでいたのだった……



――



「アレックス、危なくなったら無理せずに下がってよ?」


「わかってるさ、だが、本命に着くまではお前の消耗を抑えたいんだ」


戦士アレックス、後の歴史では()()戦闘の達人(バトルマスター)』と記されている。


剣・槍・斧に拳と武器を選ばない継戦能力の高さと、持ち前のタフさから重装備で前衛に立ち続ける、

勇者パーティーにとってのまさにタンク役だった。

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