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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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練習あるのみ

――――


「……と、まぁ、そんな訳なんや」


村に戻った私は蝶から話を聞いた。


勿論、私の事情に振り回された結果なのだから、そこに不満はない。


「じゃあ、数日でも待っていれば、その内戻ってくるんだよね?」


「予定では、そうやで」


「それなら、待つしかないね。滞在費は大丈夫?」


「そら勿論、前払いで払ってくれとるで」


「じゃあ、逆に言えば、それまでには戻ってくる、か」


時間はいくらでも必要だ。


『ショット・マグナム』をモノにする時間。


ラン兄さんからの課題。


馬車の上ではイメージトレーニングぐらいしか出来ないのだから、練習時間に当てればいい。


そう思い、私はただ、待つことを選択した。




――三日後。



「『ショット・マグナム』ッ!」


森の中を一迅の風が吹き抜ける。


「……」


私は右手を突きだしたまま、放った気功の行方を見守っていた。


なんとか、形らしい形にはなった。


それでも、練度が遠く及ばない。


当たり前と言えば、当たり前。


ミカ姉さんはポイントとして、気功を圧縮出来るだけ圧縮することだと言っていた。


ミカ姉さんと()()と比べれば、まだまだ甘い。


そんなことはわかっていても、今以上精密な操作が叶わず。


辛うじて掌に収まるサイズにしかならなかった。

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