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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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いつか語られる出来事

「この辺りだと一番近いのは……」


「リオ()ぇね。『フォーグログ』で、国立学校の理事をやってるはずだわ」


「リオ姉さん、ですか」


リオ姉さんは、かつてお母さんの『聖女』を受け継ごうと、シスターになったはずだ。


しかし、思うところがあったのか、途中で進むべき道を変え、教会騎士になり、

いまや、『聖騎士(パラディン)』……教会騎士の最高位にまで上り詰めたはずだ。


「学校の先生になったんですね。それは知りませんでした」


「ああ……モンスターがいなくなったからね。人間同士の争いはごめんだって、後進の教育に進んだらしい」


「じゃあ、やっぱり教会騎士の学校に?」


「いや、聖教会の総合的な学校だってさ」


教会騎士は聖教会直属の軍部隊だ。


つまり、聖教会は大元。


後進に退いたといっても、地位としては順調に上り詰めているように思える。


「姉だということは置いても……神に仕える者が、裏世界と通じるんでしょうか?」


「……」


すると、ミカ姉さんは、ふぅ、と息を吐き出した。


「それは自分の目で確かめるといいよ」


「勿論、そのつもりです」


私はまだ、この時、ミカ姉さんの言葉の意味に気付けていなかった。


そう、その目で確かめる時までは……


「とにかく、任せたよ。アタシはアタシのやることをするからさ」


「はい……!」

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