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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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ミカナリアの策

「それこそ、あり得ません……ッ!」


私は岩壁に拳を叩きつけていた。


「……」


ミカ師範はふぅ、と息を吐き出すと腕を組んで、岩壁にもたれなおした。


「わかった。今はそういうことにしましょう。

それで、だけど……一つ提案があるわ」


「提案……?」


「『Necessary evil』はアタシが追うわ。だからアンタは手を引きなさい」


「どうしてですか!”警告”を受けたのはミカ姉さんのほうでしょう!?」


「あくまで、”アル兄さんの捜索”についてよ。『Necessary evil』自体についてじゃない」


「それは詭弁です!」


「それに別のツテもある。組織にぶつかるなら、組織よ。

アタシの立場なら組織だって動かせる存在もあるの。

クリス、アンタにはそんなツテもコネもないでしょう?」


「それはそうですけど……」


「だから、アンタにはアンタにしか出来ないことをやって欲しいの」


「……え?」


「他のきょうだい達に当たって、探りを入れてきなさい」


「……!」


「アル兄さんが『裏世界の王』でないとするなら……上手くいけば、それで真実がわかるわ」

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