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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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踏みにじられる者

要は動作によって補助されてる部分があって、それを私は通常の動作では出来ていないということだ。


「――あ、そう、か」


キュウさんが、模倣されることを嫌がった意味がわかった。


わかってしまった。


あくまで、これは気功を最優先にした結果の動作であって、戦闘において有効とは言い切れない。


キュウさんは、今、()()()()()()にいるんだ。


そして、この先を見いだせずにいる。


その自分の”底”を他人(ひと)に知られるのを嫌がった。


その気持ちは痛いほどわかった。


自分の限界を他人に知られるなんて、辛いことはない。


ましてや、その先を見据えている私に――


「――」


その姿は――その姿()位置関係が変わっただけで、私と同じだ。


全てを見せても、届かないきょうだい達――


それを思い知らされた私と――


「っ」


私は頭をぶんぶんと振った。


それでも、今はそんなことを考えてる時間がもったいない。


例え、キュウさんを傷つけることになったとしても、これは戦い。


勝負の世界だ。


私は、この先に行かないといけないんだ。

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