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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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王宮内へ

門を通り、レンガ造りの道をまっすぐ進む。


門を越えてから、宮殿までは長かった。


途中に庭園や噴水や、別館なども複数あり、王宮自体の規模の大きさが窺い知れた。


一番奥の大きな宮殿が本館だった。


そこにも門番として衛兵が居たが、ラン兄さんが一言二言話しただけで、すんなり通ることが出来た。


宮殿に入るとまず目に飛び込んできたのは、今まで見たこともない大きさのシャンデリアだった。


それが、玄関ホールの中央に吊るされ、ひときわ大きな存在感を放っていた。


流石に玄関ホールで、別行動するのは怪しい。


私は自重してそのまま、ラン兄さんについていく。


大きな建物だが、通い慣れているからだろう、ラン兄さんは、迷いなく歩みを進めていた。


入り組んだ廊下の先に女子更衣室の札を見つけた。


王宮の使用人――メイドに扮装すれば、単独行動もおかしくないだろう。


私は周囲に他の目がないことを確認し、一人を連れて更衣室の前に向かった。


ドアに手を当て、微弱な気功を波状に放つ、反響していた微弱な反応を見て、

中が無人であることが確認出来た。


更衣室の中に入ると、思わずため息が出た。


ひとまず、上手く潜入出来たことからの安堵だった。


ただ、本番はまだこれからなのだけど――

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