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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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選択の自由

「あの……それで、私は?」


「好きになさい」


「え?」


意図がわからず、困惑していると、ミカ師範は大きくため息を吐いた。


「もし、アタシがやめろと言えば、やめるの?」


「え、それは……」


「自分で、やると決めたらまるでしょ?アル兄さんの捜索をやめないように」


「……!」


「それだけの覚悟があるなら、止めるだけ無意味よ。それで課題をこなしたなら、認めてあげる。

ただ、仮に正攻法でいかずに命を落としたとしても、アタシは知らないけど」


ミカ師範の言葉には鳩尾(みぞおち)にずどんと来るような重みがあった。


「一応は正攻法でいきなさいと言っておくわ。でも、キュウの言うように選択肢はアンタにある。

好きにしなさい」


そう言って、ミカ師範――いや、この瞬間はミカ姉さん、が私に背を向けた。


そして、キュウさんの方に歩いていくのが見えたが――私はそちらを見ないようにした。


でも、確かに言う通りだった。


結局のところ、何を言われようと、私のことは私が決めるしかない。


なら、私が出すべき答えは――――

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