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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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わかっちゃうよね

「やる気あるの?」


「……」


私が答えられずにいると、額に衝撃がはしり、私は思わず尻餅をついた。


「返事は?」


ミカ師範のデコピンだった。


デコピンと言っても、ミカ師範なら、リンゴくらい割れる。


「あ、ありますっ!」


しかし、次の瞬間、無情にも私の視界は火花が散った。


「な、なんでっ!」


「あからさまな嘘をつかない」


そうは言っても、ないと言っても同じ結果だったのではないか。


どっちに転んでも、もう一発デコピンなら、こんな理不尽はない。


「アタシに隠し事しようなんて、無理よ。正直になにがあったか、話しなさい」


「う……」


私はそこで嘘をつけるような人間ではなかった。


三日前にキュウさんとあったことを正直に話した。


ミカ師範は腕組みをしたまま、聞いていた。



「……そんなところです」


「ふーん、なるほどね。話はわかったわ。とりあえず……」


ミカ師範は腕組みを解くと、指をポキポキと鳴らした。


「キュウは折檻ね」


「はい…………えっ?」


「あの、馬鹿。余計なことまで話して!自分の技が盗まれたからって、不必要なことを話しすぎよ!」


「あっ、あー……」


ごめんなさい、キュウさん……そして、ご愁傷さまです。


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