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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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「あれ」


自分でも、おかしなくらいしっくりくる。


本来、キュウさんの模倣であるはずなのに、自分の()()以上に馴染んでいた。


「く――あはっ」


すると、床に大の字で倒れたままだだったキュウさんが笑い出した。


「あはははははっ!」


「きゅ、キュウさん?」


「あははははっ!つくづく”才”というのは恐ろしい!こうも簡単に模倣されるとは!」


「っ」


確かに、キュウさんのスタイルはキュウさん自身のものだ。


長年の試行錯誤の中で身についたもので、

それを私に真似られるというのは、キュウさんにとって屈辱でしかない。


「す、すみません、勝手に」


「あはははっ!…………はぁ」


ピタリとキュウさんは笑うのを止めたかと思うと、そのまま立ち上がった。


「キュウさん?」


「……いえ、少々自分を失っていました」


キュウさんは頭を大きく振った。


「自分の戦闘型は、気功の循環を最優先に考えた型です」


「……!」


「他の門下生も真似ようとした者がいなかった訳ではないですが……こうも簡単に真似られるとは」

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