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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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見え始めた答え

「!?」


あえて、急所である頭を無防備に晒す突進に私は面喰ってしまった。


そして、顎へと延びるキュウさんの掌底。


私は上体をそらしながら、咄嗟に腕でガードした――その腕を掴まれた。


「あ――」


「はいぃっ!」


ぐるんと天地が逆転し、私は床へと――


「あ、まただ」



――背中から落ちた。



「っと」


投げた反動でそのまま飛び退くキュウさん。


しかし、私の頭には反撃のことなどなかった。


「また、”円”だ」


「おや、仕舞いですか?」


「どこまでも、”円”なんだ」


「――!」


私の声に硬直するキュウさん。


私はそれに構わず、上半身を起こした。


「キュウさんの戦い方は”円”が基本、それはわかってる。

その上でありとあらゆる動作が曲線……例えロスがあっても直線ではなく、”円”を描く軌道だ」


「……」


「でも、ミカ()()()が見せた一撃は直線だった。

師弟なのに、戦い方が違う……」


「……」


「身体つきの違いはあるとしても、同じ流派でそんなことがあるの?」


「……」

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