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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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クイックドロウ

「ふっ!」


キュウさんは掌底を繰り出してくる。


私はそれを迎撃しようと拳を繰り出し――


「――」


「!?」


掌底を引かれ、空ぶった。


そして、拳を繰り出したことで、私のガードが解かれた脇腹に掌底が打ち込まれた。


「うぐっ!」


私は咄嗟に後ろに飛び退くことでダメージを軽減した。


「……ふむ、クリスさんにも通用するようですね」


「フェイント!?」


「ですが、捕らえきることは出来ませんでしたか」


すると、キュウさんは両手をぐっと後ろに振り絞った。


「!」


先ほどと同じなら片方の手はブラフのはずだ。


私は両方の手への注意をそらすまいと集中した。


「はっ!」


しかし、同時に迫る両の掌底。


それをガードしようと両腕を構えた瞬間、意識の薄かった、左足を蹴りで狩られた。


「!?」


「貰った!」


体勢を崩した私に、キュウさんの掌底は円の動きをし、私の額と胸の中心を打たんと迫った。


「――『疾風脚』!」



私は倒れながらも、自由な右足でキュウさんの顎を狙う。


「!」


が、寸前のところでキュウさんは攻撃を中止して、後ろにスライドした。

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