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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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鋼鉄の弾丸

「アンタのソレはまだ不完全……真の意味では会得出来ていない」


「そ、それは一体……?」


「そうね……」


ミカ師範は辺りを見渡すと、外の切り株に刺さっていた斧を見つけた。


そして、片手で切り株から斧を引き抜いた。


「錆びに刃こぼれ……手入れしてもいいけど、買い替え時ね」


そう呟くと、ミカ師範は斧を空に高く放り投げた。


「一度くらいは見せてあげるわ……()()()()()()()


「……え?」


斧がミカ師範の肩の高さまで、落ちてきた瞬間、彼女はその斧を()()()()()



そう、打ち抜いたのだ。


ミカ師範の拳大の鉄塊が私に向けて、弾丸のように放たれた。


「っ!?」


私は咄嗟に両手で受け止める。


しかし、咄嗟故に踏ん張りが聞かず、1m程後ろに吹っ飛んだ。


「これは……」


「ま、この程度は出来るようになりなさい」


単純な力……それだけでは無理だ。


ミカ師範は固定されていない、空中の斧を打ち抜いたのだ。


どんなに力・速度・硬度が拳にあろうとも


打ち抜くより先に斧自体が吹き飛ぶ。


「ヒントには充分でしょ、あとは自分でやりなさい」

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