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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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信念

「おっと、失礼しました。女性の顔に当ててしまいました。

咄嗟に反射での反撃でしたので、許していただきたい」


「――」


言葉を紡ぐことも出来ない。


激しく揺さぶられた脳は言語さえも話すことは困難だった。


「……決まりだ。負けを認めなよ」


わかりきっていたことだ、と、ミカ姉さんの口調が物語っていた。


それに抗うように、私は構えた。


「意地も矜持もあるでしょう。しかし、引くことも必要です。

ましてや、これは命を賭けるような戦いでもないでしょう?」


しかし、敵は構えさえ取らない。


「両足で立つこともままならないでしょう?

下手をすれば死にますよ?」


「――――だと、し、ても」


「――!」


「アル兄さ、んを諦める――くらいなら――死んだほうがマシです!」


「貴女は……」


すると、ミカ姉さんは床を蹴るように立ち上がった。


「構うな、キュウ!沈めなさいッ!」


「く!――畏まり」


まだだ、両足で立てないなら、両手も使えばいい。


私は獣のように四足で床を蹴った。


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