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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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恐るべき、”敵”

目の前のことが信じられず、思考と身体の反応が一致しない。


完全にフィニッシュブローを放ったと思った私の身体は驚きも混じったことで弛緩(しかん)し、

あろうことか全くの無防備となっていた。


だが、問題はないはずだ。


完全に背後をとっていた。


かろうじて躱すことが出来たとしても、反撃までに若干の猶予はある。


だから、落ち着いて距離を取れば、仕切り直しだ。





それが、()()()()()()()()()()ば――


「ぜあッ!!」


「!?」


キュウさん――敵は不自然な体勢のまま腕を(むち)のように振るっていた。


そして、その腕は人体の構造ではあり得ない軌道を描き、私の顎を掌底で正確に打ち抜いた。


「!?!!!?!!?????!???!!?」


言葉も出ない。


ピンポイントに顎の中心を打ち抜かれ、私の脳は揺さぶられ、床に膝をつかざるをえなくなった。


そのまま、両手を床に叩きつけ、かろうじて、そのまま倒れ込むことを耐えた。


その横で”敵”は体勢を立て直す気配を感じ、

私は咄嗟に両手両足で床を叩いて跳躍し、不恰好ながらも、かろうじて距離を取った。

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