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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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師弟

「なっ……!」


「て、手など抜いては……」


ミカ姉さんは、遮るように床に足を叩きつけた。


「魔法を防いだ時!」


「!」


「周囲への飛び火を気にして、無理矢理抑え込もうとした、そうだね?」


「……はい、その通りです」


「それはアンタの戦い方じゃない。そして!」


ミカ姉さんは周囲を指すように左腕を広げた。


「他の弟子たちを信頼していないことになる!」


「!!」


「そうだろ、アンタ達!飛び散った魔法なんて、防いでくれるよな!」


「「「「押忍!」」」」


これは……ミカ姉さんの言うように、キュウさんの守りを突破出来たのは、加減されていたからということなのか。



「……これは、失礼いたしました」


キュウさんは手を合わせ頭を下げた。


「自分は驕っていました。それを師に教えられ、深く反省しました。

そして、その教えに報いるため――」


キュウさんは合わせた手を開き、再度あの受けの型を取った。


「全身全霊をもってお相手させていただきます!」


そういうキュウさんは、別人のように気迫がこもっていた。

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