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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第11章 強くなれ少女
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魔導拳

「がっ、ふっ!!」


捻りあげられるように宙に打ちあがるキュウさん。


まだだ、これでは決定打には届かない――!


「『エアスト』――」


ラン兄さんは言った、私には複合的な戦い方が必要だと。


「――『瞬風脚』!」


こういうことなのか、風魔法を乗せた蹴りならば――


「くっ!」


「はぁっ!」


キュウさんは咄嗟に気功でガードするが、その気功を破り――その身に届く!


「うぐっ!!」


吹っ飛んだキュウさんは床に叩きつけられながら、端の壁にまで滑るように転がっていった。


私は道場の中心に着地すると、それ以上の追撃をかけずにキュウさんを見守った。


「流石に……一撃が重いですね……」


壁を支えによろっと立ち上がるキュウさん。


「ですが、まだです……ふっ!」


自身に気功を打ち込むことで肉体の回復を図った。


まだ、負けを認めてはくれないということか。


私が再度構えを取った時だった。


「キュウ!」


ミカ姉さんが声を張り上げる。


思わず私もキュウさんもミカ姉さんを見た。


()()()()()んじゃないよ!」

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