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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第10章 とある少女
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幕間・ある少女の物語 2

そう、もっていてもどうしようもない、のだが……


「ま、お金はお金か」


間違いなのか、なにか意図があってかはわからない、

まさか、嫌がらせということはないだろう。


せっかく貰ったものだ。


使えないからと言って、捨てる訳にはいかない。


あたしは、売上とは分けて、硬貨をポケットに突っ込んだ。



それはそうとして、だ……



「はぁ……どうしたものかなぁ……」



一日の売上はどんなに儲かっても1万ルドーには届かない。


あくまで、売上なので、利益はその3分の1程だ。


それでも、日々の食事代はなんとかなるし、体調不良の時は休めないこともない。


死んだ両親が家を残してくれたこともあって、暮らしていくだけなら、それだけでどうにかなっている。


問題は――


「300万ルドーなんて作れるはずがない……よ」


お父さんが、新しくお店を始めるつもりだったのは知っていた。


そのためにお金を借りるというのはわかる。


でも、まさか、そのお父さんもお母さんも死んでから、

あたしに返済を迫ってくるなんて思ってもみなかった……!

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