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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第10章 とある少女
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グループ:セレーナ

「……ちょ、蝶に名前なんてあるかいな」


蝶はかろうじて、絞り出すように言った。


「すぐにそう言えたなら、まだ説得力はあるけどね」


「どういうことなんですか?この子がセレーナさんって、なんですか!?」


「ねぇ、ちゃんと説明して、貴女はセレナのなんなの?」


「…………厳密にはセレーナはんではないで」


「まぁ、それはそうだよね。セレナちゃんの身体はちゃんと結晶の中にあるんだから」


「それで?厳密には、ってことはそうじゃないとも言いきれないことがあるんでしょ?」


「はぁ、しゃーない。セレーナはん勘弁や」


蝶はそう言うと目を閉じた。


「……え?」


「説明はどうしたの?」


「ちょい待ち、()()()()()()()()()


「話し合ってる?」


しかし、蝶の口は閉じたまま、目を瞑っている。


「もしかして……思考が繋がっ(リンクし)てる?」


「ああ、まぁ、せやな。結果的にバレてもうたし、もうええやろ、セレーナはん」


「じゃあ、やっぱり……!」


「せや、わたしとセレーナはんは思考を共有しているんや。

だから、頭()中はセレーナはんと同じやと言える」

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