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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第10章 とある少女
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汝、創造主を敬い給え

「そんな訳で、そのまま(さなぎ)を経て、無事蝶になれた訳やな」


「無事?」

「蝶?」

「なれたって言えるのでしょうか?」


「なんやねん!どう見ても蝶やろが!」


「えっと……」


「これについては不毛ですから、そういうことにしておきましょう」


「そうですわね……」


「でも、一応これであんたがヒト化……妖精化?した理由はわかったよ」


「せやろな」


「……ところで、思考がヒト寄りになってる気がしますね。

セレナを育ての親と表現する辺り」


「そうですわね。普通の蝶や芋虫に思考回路はないのかも知れませんが、

もしあったとしても、単なるエサだとしか認識しないと思いますわ」


「ま、この頭は飾りやないと言(ちゅ)うこっちゃな」


セレナ蝶は自分の額を指でこつこつと叩いた。


「だとしても、セレナちゃんに対する恩義が深い気がするね」


「仮にヒトだとしても、そこまで考えが至るのでしょうか?」


「……わたしをそんぞそこらの馬の骨と一緒にせんで欲しいなぁ」


返答の前の一瞬の間、そこに違和感を抱いた。


「貴女、まだ話してないことがあるんじゃないの?」

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