表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第10章 とある少女
381/1085

悪ノリが長くなって、雰囲気が悪くなるやつ

「そうですね、道中の水場があれば、そこで」


「……残念なお知らせなんですけど」


「なんです?」


「この辺りの地図を確認したところ、それらしい水場はなさそうです」


「……がびょーん!」


「!?」

「え……クリスちゃん?」


「それなら仕方ないですね。でも、水魔法を使えば、いいだけですし」


「い、いや、スルーしないでよ。今のなに?」


「なにがですか?」


「古臭い擬音、口にしてたじゃん!」


なんだか、辛辣なことを言われてる気がする。


「……?」


「いや、すっとぼけられても」


「私、言ってませんよ?」


「いや、だって……」


その時、シンシアさんはゆっくりとした動作でちーちゃんの肩にポンと手を置いた。


「触れないでいましょう」


「し、シンシアちゃん……」


「いや、本当に私言ってませんよ?」


「っ!」


「……でしたら、他にどなたがおっしゃったのですか?」


あれ?なぜか、二人とも怒っているようだった。


「待って、本当に言ってないんです。冗談とかじゃなくて」


「え?」


「どういうこと?」


「私は言ってないし、反応を見る限り、シンシアさんでもちーちゃんでもない。

だとしたら――」


残された可能性は一つだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ