表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第10章 とある少女
380/1085

地味な問題

その日の夕食――


「こちら、()()()()のデザートですんで」



――浴場


()()()()で、浴槽にフルーツの皮を浮かべておりますので」


――寝室


「リラックス出来る、お香です。()()()()なのでご自由にどうぞ」




…………


「うーむ、してやられましたわ」


「え、なにがですか?」


「元々ある内容なのか、本当にサービスなのか判断がつきませんわ」


「そんなの気にしても仕方ないのでは」


「そーだね、シンシアちゃん、ケチくさいよ」


「なっ……」


シンシアさんは絶句してしまった。


「それはそうとさ」


「はい?」


「セレナちゃん、お風呂に入れたほうがいいのかな?」


「うーん」


結晶化したセレナも部屋に運び込んでいる。


結晶の中にいるセレナ自身はともかく、長旅で周りの結晶に汚れや埃がついている。


一応気にかけて拭いたりはしているのだけど、結晶特有の形状のせいで隙間に汚れが溜ってしまっているのだ。


故に水やお湯で洗えればいいのだけど……


「流石に宿の浴室を使うのは迷惑なのでは……迷惑にならないところで、結晶を除去しながら、洗うしかないと思います」


「それって、道中の湖とか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ