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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第10章 とある少女
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レイ

売り子はひとしきり笑うと、ふう、と


「そうだ、お姉さん旅人だろ、宿はどうするんだい?」


「え、仲間が戻って来てから決めることになると思う」


「だったら、安くていい宿を知ってるんだ。

礼というにはしょっぱいけど、売り物に手をだすわけにはいかないし、他に渡せるものもないしさ」


「別にお礼なんて気にしなくていいのに。

でも、そういう話なら紹介してもらおうかな」


「うん。えっと確か……」


売り子は洋服のポケットをまさぐると、一枚の紙を差し出した。


「あった。ここだよ、地図も書いてあるからわかるとは思うけど、ちょっとわかりづらい場所にあるんだ」


受け取った紙は宿屋のチラシのようだった。


「一応、あた……ボクの商売先でもあるんだ、”レイ”からの紹介だって言うとわかると思うから」


「そうなんだ。仲間と合流したら話してみるよ」


「うん。いい宿だから、きっと気に入ると思うよ」


「ありがとう」


「いや、こちらこそ」


そう言って、売り子……レイとは別れた。

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