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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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鬱フラグブレイカー

「だと、しても……クリスさんなら、そんな運命だって覆せるんじゃないですか?」


「セレナ?」


「だって、そうじゃないですか。仮にそんな運命に負けてしまうなら、シンシアさんは処刑されてしまってるはずでしょう?

それにわたしの時だって、普通の人には出来ないような方法で助けてくれたじゃないですか!」


「……そう、だね。私が――助けてみせる。それしかないんだから」


「クリ、シュナ、さん……」


「よし、じゃあ、もうちょっと考えてみましょう。シアさん」


「は、はい!」


「シアさんは”別の末路”を知ってるんですよね。それを踏まえた上で、何か気付いたことはありませんか?」


「そうですね……うーん」


シアさんは思考を巡らすように頭を振った。


「……考えてみれば、当たり前の話なのかも知れないんですが」


「なんですか?」


「アルベルト王子が……一切、庇ってくれなかったんです」


「庇ってくれなかった?まぁ、真犯人なんだからそうだとは思いますが……」


「いえ、”別の末路”の時もなんです」


「どういうことです?」


「王子……アルベルトは、私の婚約者だったんです」

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