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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
348/1085

side:B ノンストップ

私達を取り囲み、押し潰そうとする獣達。


「踊ること……リズムに集中して下さい、誘導は私が!」


「ええ!」


戦い慣れしてないシンシアさんは、終末の獣に意識を向けないほうがいい。


『グガアアァァアァァァ――――』


「ひっ……!」


「シンシアさん、ステップを!」


恐怖に飲み込まれたら、シンシアさんはきっと萎縮して動けない。


「っ……行きます!」


踏み出そうとしたシンシアさんの足は震えていた。


それをシンシアさんは自ら叩いて、ステップを踏み出した。


練習の時のステップ……それをテンポを早くしていた。


「~♪」


シンシアさんはメロディーを口ずさみながら、ダンスに没頭しようとしていた。


それでいい、既に終末の獣は飛び込むように突っ込んで来ていた。


「っは……!」


なるべく、シンシアさんの注意を割かないように剣を振るい両断する。


終末の獣は半端に欠損しても、そのまま襲いかかってくる。


一刀で機能停止に追い込むように両断する。


そして、そのままリズムに乗って、踊り始める。


それが、止まることが出来ないダンスの始まりだった。

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