表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
345/1085

side:A 答えにたどり着いたもの

ちーちゃんはまるで、首が折れたようにがくんと額を床に叩きつけた。


「チヒロ!!」


”シア”さん駆け寄って、起き上がらせようとするのをちーちゃんは手で制した。


「……そうか、巻き戻りって、()()のことだったんだ」


ぐっと上体を起き上がらせたちーちゃんは頬についた血をぬぐった。


「だ、大丈夫なの!?」


「ワタシのことより、クリスちゃんのことだよ。一刻を争う事態になってるかも」


「え……なにが、わかったの!?」


「あとでまとめて話す。今は、リタのところに行かないと」


「船長のところ!?じゃあ、やっぱり、リタ船長が鍵を握ってたのね!」


「…………あながち、間違ってはないけど」


「……けど?」


「まずは船の進路を変えないと」






「どうして?」


リタ船長の第一声はそれだった。


素人に航路に口出しされていることに対する不快感さえ、あらわにしていた。


「……わからないの?」


しかし、それ以上の威圧感を込め、ちーちゃんは言い放った。


「な、なにがよ?」


「この航路がクリスちゃんが消えた原因になってるんだよ」


「…………え?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ