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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
343/1085

side:A 完全解明

――――side of ”after”



「……だけど、時間に囚われたって、どういうことなの?」


「仮にだけど――」


”シア”さんは畳まれていた布を一度広げた。


「――この矢印が時間の進行を示しているのなら、過去の時間ってことにならないかしら?

上の部分が今で下が過去って」


「過去の時間、か……ん?ちょっと、元に戻して見せて」


”シア”さんは言われた通り、元の形に戻して見せた。


「だとすると、この形……時間が巻き戻ってるって、ことにならない?」


「確かに……それに、この粉……防虫剤ね」


「それがどうしたの?」


「効果が切れてるみたい。航海日数を考えれば、ありえないわ」


「そうか、これが、”巻き戻り”の裏付けなんだ」


メッセージはこれで解明された。


そして、そのことにも気付いたちーちゃんだったが、同時に一筋の汗がつたい落ちた。


「……っ」


「どうしたの?」


「……だとしたら、どうやって」


かすれた小さな声だった。


「え?」


すると、ちーちゃんはぶんぶんと頭を振った。


「どうにか、”前回”へ繋がる道をさがさないと!」

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