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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
333/1085

side of ”before”

――――side of ”before”


シンシアさんから聞かされた内容に私は愕然とした。


「……つまり、私達は”ここ”に取り残された、ってことですか」


「ええ、そうですわ。()()()()()()()()に」


「っ……」


原因を追及すれば、私のせいだ。


時間が巻き戻っていることを認知したせいで、私は自然と無意識の内にその現象に抗ってしまったのだ。


高すぎる耐性が災いしてしまった形になった。


そして、同時にこの世界の末路についても気付いてしまった。


「ここは平行世界(パラレルワールド)とも違う、消えゆく世界です」


「……」


「このままだとどうなるかわかりませんが、リタ船長がそうだったように私から離れれば、

シンシアさんはあっちにいけるかも知れません」


「!……それで、それでクリシュナさんはどうされるのですか?」


「……どうにかしますよ」


シンシアさんはじっと私の目を見つめてきた。


思わず、私は目をそらしてしまった。


「駄目です」


「シンシアさん……」


「二人なら、なにか出来ることがあるかも知れません。せめて、それを見つけるまでは……!」

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