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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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お礼

ラン兄さんは何部屋か用意させると言っていたが、一部屋で十分な広さがあったので、

他の部屋は辞退して、四人で一部屋に泊まることにした。


「メイドの私までご一緒してもよかったのでしょうか……」


「アイナさんはこの家のメイドではないんですから、客人としていればいいと思います。

ラン兄さんもそうおっしゃると思います」


「そう……ですか」


「お言葉に甘えましょう、アイナ」


「はい。お嬢様」


「そうだ。クリシュナさん」


「なんですか?」


「ドタバタして、きちんとお礼を言えてませんでした。ありがとうございます」


「私のことはいいです。それより、アイナさんに言ってあげてください。

奴隷商人から解放されて、ボロボロなのに、真っ先に貴女の心配をされてたんです」


「そうなのね……ありがとう、アイナ」


「いえ、私はただ無我夢中で……クリスさんがいなければ、何もできませんでした」


「それでも、貴女がいなければ私は生きていなかったかも知れない……ありがとう」


「お嬢様……」


「令嬢と使用人と言っても、それ以上の信頼関係があるんですね……」


そういう、セレナはどこか羨ましそうだった。


「セレナ……」


「セレーナさんもありがとう。色々手伝ってもらったみたいで」


「いえ、わたしこそ大したことはしてませんよ」


そういうセレナはどこか恥ずかしそうにはにかんだ。

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