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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
329/1085

side of ”after”

――――side of ”after”



「それじゃあ、どこにもいなかったって言うのかい?」


「うん、これは非常にマズイよ」


ちーちゃんはブリッジでリタ船長と向かい合って話していた。


周囲にはその時、手の空いている船員達も輪になって、話し合いに耳を傾けていた。


「隅々まで探したのかい?どこか隅に潜んでたりなんか……」


「かくれんぼでもしてる訳じゃあるまいし、そんなことする理由がない。

まぁ、それでも、一応、みんなに協力してもらって、船中を探したんだ」


「ううん……参ったな。最後に見たって言うのが、夜のデッキだって?」


「うん、ちょうど、レナが見たそうだよ」


「夜の海に落ちたんじゃないかい?そうなると、探すのは……」


「いや、それなら、それで大丈夫」


「え?」


「クリスちゃんなら、何とでもなる。わかるよね?」


「海を舐めるんじゃない、と言いたいところだけど、まぁ、わからないでもないさね」


「問題は”そうじゃない”時だよ」


「そうじゃない時って何さ?」


「具体的な何かじゃなく……大変なことが起こってってことだよ」

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