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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
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非接触

「……仮にその確信が正しかったとすれば、私から離れない限りは”消える”心配はないです」


「ええ、そうなりますわ」


「でも、逆に言えば原因に接触出来ない……少なくとも、待っていては」


「ということは、こちらから打って出るのですね?」


「ええ……そうしなければ、どうしようもないですね」


「それに自体には賛成ですが、()()()()()ですか?」


「それに関してはしらみつぶしに船内を捜索するくらいしか、思いつかないんですが……

シンシアさんは何か考えがありますか?」


「そうですね……」


考える素振りを見せた、彼女はどこからか、薄荷を取り出し、口に含むとハッとして私にも差し出した。


「どうも」


私が受け取るのを見て、シンシアさんは口を開いた。


「今思えば、何か知っていたんじゃないかと思うのです」


「え、誰がですか?」


「リタ船長です」


「リタさん……」


確かに、そういうフィルターを通して見れば、そういう態度だったとも取れなくもない。


しかし――


「それなら、この状況はなんなんですか?」

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