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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
301/1085

ワンフォアオールの精神的な



3時間後……


「!!」


シンシアさんの竿がしなった。


「キタキタキタキタ!キマシタワーーーーっ!」


それはなにか違うような気はするが、シンシアさんが大はしゃぎで竿引っ張り、糸を巻き取るのを見て、

私はタモを取った。


「おおおおっ!フィーーーッッッッシュゥゥゥゥウウウッッッ!!」


シンシアさんのキャラ崩壊は置いておいて、私は素早く、引き上がった魚をタモで受け止めた。


「あははっ!グンッときて、ビュン!って!グンッときて、ビュン!って!」


それもなにか違うとは思うが、これでノルマは達成した。


「おお、釣れたんんだ!」


少し離れたところにいたちーちゃんも釣りざおを持って寄って来た。


彼女も撤収する気マンマンだった。


「うふふ、これで久々にビスケット以外のものを食べられますわ!」


やはり、シンシアさんはよっぽど、ビスケットが嫌だったのだろう。


「じゃあ、早速捌かない?新鮮なうちにさ!」


「そうですわ!お刺身にして、すぐに食べましょう」


「……だったら、シンシアさん、どうぞ」


私はタモをシンシアさんに差し出した。


「いえいえ、せっかくですから、三人でいただきましょう!私達の釣果ですわ!」


「は、はぁ……」


しかし、タモの中の魚は10センチ程の長細い種類……分け合う程の刺身になるだろうか……

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