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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第9章 海を渡る少女
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彼女が出来ること

「どうしたんですか?」


「やることが、なさすぎますわ!」


「暇ってことですか?」


「う……そういうことでもありますが、心の消耗と言いましょうか……」


まぁ、無理はない。


船での仕事がない以上、特にシンシアさんはやるべきことがない。


今までだと、馬車の手綱を握ったりしていたが、今回はその必要はない。


馬達の世話自体も以前からやっていることだし、おしゃべりで気を紛らわせようとしても、


私とちーちゃんは一緒に鍛錬することが多く、セレナの現状を考えると、話し相手すらままならない。


「うぐぅっ、自分が温室育ちだと認めたくはありませんが、毎日ビスケットなのも心の消耗が激しいですわ」


「そうは言っても、余分な食糧なんて……」


「魚です!ここは海なのでしょう!?」


「流石に私でも、貨物船と並びながら素潜りは……」


「違いますわ!それにそれだと私の出番がありませんわ!」


「え、シンシアさんが、潜るんですか?」


「い、いえ、そうではなく……釣りですわ!」


「釣り……出来るんですか?」


「リタ船長に掛け合ってみましょう!」

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