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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
293/1085

√n=回避


事実だけを言うのなら、この時の決断そのものが、私自身にとっての分岐点だった。



そして、この”物語”においての私は決して致命的な(鬱フラグ)失敗を犯さない存在(ブレイカー)であることから、正しい選択をしなければ、ならなかった。




それがどんなに不自然であっても、私自身の直感を信じなければ、ならなかった。



だから、この先は私を信じることが出来た私の物語に分岐する――







「――やめましょう」


「……え?」


ちーちゃんは、選択を迫りながらも、その選択そのものを予想していなかったようだった。


「事態が好転する保証がない以上、今はやるべきじゃありません」


「……」

「……」


シンシアさんとちーちゃんはまるで目で会話をするかの如く、互いを見合っていた。


「セレナは今の状態で生きてるんです。命に別状がない以上、不確かな判断での行動は避けるべきです」


「……わかったよ。判断を委ねるといった手前、反対はしないよ」


「ですが、これから、セレーナさんはどうされるのですか?」


「もちろん、連れていきます。このままでも」

別の分岐の話は、書く気になれば、スピンオフ的な感じで別に書くと思います。

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