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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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死がない存在

「これで、終わりです……!」


私の気功は妖精を完全に拘束していた。


「……だけど、あたしを滅ぼすことは出来ないよっ!」


妖精は自身を自然そのものだと言った。


それ自体は真だろう。


「ですが、肉体を消滅させられて、復活までにどれだけの時間がかかりますか?」


「っ!」


そうなのだ、自然がある限り妖精に死の概念はない。


しかし、それは何度も復活出来るというだけで、そこに伴うリスクはない訳ではない。


「あなたの身体は自然エネルギーで構成されているようですが、気功で包み潰せば、あなたを消滅させられます。そして、そこからの復活は短く見積もっても2、3カ月はかかるでしょう」


「……」


「そうなれば、この人をどうこうすることは不可能です。

それまでにあなたの手が届かないところに行くでしょう」


「っ……そ、そんなの嫌だ」


「ですが、事実です」


「嫌だよぉ……シュウが死ぬなんて、嫌だよぉ……」


「……」


今更、泣き落としなんて通用しない。


先程、述べたように妖精に死の概念がない以上、手を下すことに罪悪感はない。
















…………だけど、この違和感はなんだろう?

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