表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
275/1085

隠されてたピース

感覚は掴んだなら、あとは簡単な話だった。


一人一人でも、正気に戻していけば、それで、終わる。


勿論、山賊達は正気に戻したあと、拘束する手間はあったものの、

それは、討伐隊を優先的に回復させて、彼らに任せれば、何とかなった。


こうなれば、脅威はない。



ある一点の不安要素を除けば――








……





「そこ!」


最後の一人に『針』を打ち込んむ。


それで、終わりだ、本来なら――



しかし、その瞬間、倒れている白髪をと再び大男が抱きかかえようとした。


「!」


それを察知した私は跳躍した。


バク宙の要領で大きく跳び越えた私は大男の前に立ちふさがった。


「!」

「はっ!」


大男の胸に『針』を打ち込むと、大男は放心した。


大男に『気付け』を行っていなかった訳じゃない。


再び、催眠を受けたのだ。


そのことから、浮かび上がる事実は――


「無駄ですよ。()()()のことは気付いています」


……返事はない。


ざわざわと周囲から困惑の声があがるばかりだった。


こうなった以上、仕方がない。


散々引っ掻き回された以上、こちらも正攻法だけでは済ますことが出来ない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ