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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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統制ある暴走

正気を失った集団は私に襲いかかってきた。


「くっ!」


いったん、距離を取ろうと飛び退いた。


すると、その隙をついて、白髪のほうへ向かっていった。


「させない!」


私は飛び退いた先の樹木を三角飛びの要領で蹴り、白髪の方へ走り出した人に回し蹴りで吹き飛ばした。


「……やっぱり、統制がとれてる」


混乱させているのではなく、集団催眠のような状態だ。


「このままじゃ……どうすれば……」


集団を睨みながら、けん制しつつ、方法を考える。


回復魔法には、気付けの効果のあるものもあるが、現状、この大衆を回復させるられるほど、私自身魔法燃料が回復していない。


乱暴な手だが、殴って正気に戻すという方法もあるにはあるが、

一時的に正気を取り戻した人が再度催眠にかかっていることを考えれば、効果的とは言えない。


そうなると、気功か。


かつて、セレナにやったように、肉体の回復に応用は出来るが、

催眠の解除……ましてや、自分に襲いかかってくる相手となると未知の領域になる。


それでも、やってみるしかない。


「……ふぅ」


私は息を吐きだし、指先に神経を集中した。

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