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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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本当の狙い

「っ!リタさん、ちーちゃんに薄荷(ミント)を!」


「え……?」


「……」


だとしたら、危ないのは――


「私は拠点の方へ戻ります!」


「ちょ、ちょっと、クリス!?」


構わず、私は走り出した。



そうだ、仮に拠点の洞窟周辺に正気を失った原因があるとすれば――


もし、私の最悪の想定…………それが、罠などの受動的な装置ではなく、

人為的なモノであったとしたら――



白髪にとって、私やちーちゃんという脅威がなくなった今こそ、最大の好機なんだ――!!




……




「――なにをしてるんですかっっ!!」


私が大声を出したことにより、何人かは正気を取り戻したのか、困惑した表情になった。


討伐隊の中の大男が白髪を担ぎ上げていた。



一見にして、捕まえた山賊に過剰に暴行を与えようとも取れるが、

馬車を待っている現状――そして、裏道の方へ連れ出そうという格好……それはむしろ、白髪の男を逃がそうとしているように見えた。


「……そのまま、下してください」


しかし、大男は私の指示に従わず、走り出した。


「くっ……!」


私は地を蹴った。


「すみませんっ!」


そして、私は跳び蹴りを見舞い、操られている大男を蹴り倒した。

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