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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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何を誤ったのか

なんだ?なにを見落としているんだろう?


一度、振り返ってみよう。


()()()()()()――







……


…………


……………………




あれ?



そう言えば、私はいつ正気を失ったんだ?


記憶ははっきりしている。


ただ、その最中……焦燥感にかられ、突っ走った。


暴走を始めた…………でも、私はその判断自体は完全な誤りとも思えない。


ただ、洞窟に入ってから、戦い方がおかしくなって――



洞窟に、入る?


そうだ。


それは()()()()()()()


山賊達も私が洞窟に入るまでは正気だった。


少なくとも、普通に喋れる程度には。


表部隊の人達も私が突っ込む前は正気だった。


なら、正気を失ったのは洞窟の付近に来てから――



なら、”妖精の通り道”という前提自体が誤りなんじゃあ……




「……ちーちゃん」


「なに、どうしたの?」


「”妖精の通り道”が原因だってどうして、思ったんですか?」


「え…………()()()()()()()()()()()()()?」


「――」


その瞬間、ちーちゃんの瞳に薄く渦巻きが見えた。



私は知識として、()()を知っている。


よく漫画で混乱した際に記号として使われることも多いが、

()()は催眠・暗示にかかった際に出る症状が大元になっている。


ああ、そうだ。


前提から、間違っていたんだ。


ちーちゃんが正気を失っていないなんて――

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