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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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幻惑

「……この大きさ、比較的スリムなはずのワタシでも通るのは難しそうだね」


「この輪を崩さずに通り抜けられる者だけが、”妖精の通り道”を抜けられる……妖精以外はたまに迷い込む小動物と小さな子供だけなのさ」


「通り抜けられなかった者は?」


「……多分、だけど、記憶を失い、妖精に惑わされる」


と、そこに私は引っかかりを感じた。


「待ってください。そうだとすると、私を含め、表部隊は皆ここを通ろうとしたんですか?」


「うん……?」


「確かに、山道から近いと言っても、直接は通る必要のない場所だね」


「そもそも、正気を失っていたとしても、私は記憶は失ってません。こんな場所、通った覚えはないです」


「ふーむ、だとしても他にそれらしい場所は……」


「そもそも、”妖精の通り道”の干渉範囲はどれ程なんです?山道にまで至るなら……」


「いや、ここが入り口なら、ここからのはずだよ。現にワタシ達は影響を受けてないじゃない」


「それじゃあ……?」



なんだろう、私達は何かとんでもない見落としをしているような……

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