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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第8章 呪われた少女
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妖精の通り道

「妖精って種族は他の種族と比べて、各段に肉体面で脆い分、

不思議な術を使って、天敵を惑わすことに特化した種族なんだ」


「え、ええ、でも、妖精はもうここには……」


「まぁ、聞いて。

そう言う術を持つ種族だから、

住処の近くには人や他の動物を惑わす仕掛けを作る――それが妖精の通り道」


「妖精の、通り道……」


「詳しい仕組みは解明されてないんだけど、

それは罠とか錯覚とかの類いと同じだから仮に妖精がいなくても、解除しない限り存在し続ける」


「じゃあ、それがまだ残ってるってことなんですか?」


「多分ね。ワタシも山賊の拠点ってことだから、頭の片隅には浮かんだけど、とっくに解除されてるものだと思ってた。元は妖精の住処なんだよね、この辺りは」


そう聞かれたリタ船長は困惑しながらも、頷いた。


「そうだけど……でも、それなら、山賊達自身にも支障が出るんじゃないの?」


「……いや、それで、よかった。そういうことなんですね?」


ちーちゃんは頷いた。


リタ船長は困惑したまま、こちらを見た。


「先程も言いましたが、私達、表部隊と同じように、山賊達も理性を失っていたんです。

山賊達の中で唯一、正気だったのは、リーダーの白髪の男だけだったってことです。

そして、リーダーは正気を失った山賊を操っていた……

逆に言えば、リーダーにとっては()()()()()()()()()()()()()()()()()()()んです。」

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