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最強一家の末娘~鬱フラグブレイカーの救済録~  作者: 結城コウ
第4章 断罪される少女
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シナリオ『断罪される者』

上手く立ち回っていたと確信していた。


アタシは(わたくし)の未来を知っている。


本来の()()()()はこうだ。


公爵の娘である私はその立場を利用し、好き放題していた。


しかし、父の汚職が発覚すると同時に私の悪事も暴かれる。


さらに、私が学園でいじめていた女が国王の隠し子……王女だということが判明し、


ついに私は婚約者からも見放され、悪女として処刑されてしまう。



だから、アタシはその運命を回避しようとした。



私自身が悪事に手を染めないのは当然のこととして、


父を見張り、汚職に手を出す前に食い止めることが出来た。


王女のことも知っているのだから、むしろ逆に苛められている彼女を庇い、


唯一無二の親友としての立場を盤石にした。







なのに……







なのに、何故……!!?











身に覚えがない罪で、(アタシ)は断頭台になんかに立っているの!?









どうして、王女(あの子)が殺されたの!?



どうして、父が服毒自殺をしたの!?



どうして、(アタシ)がやったことになっているの!?



どうして、婚約者(あなた)は助けてくれないの!?



まるで……まるで、決められた運命(シナリオ)からは逃れられないみたいじゃない!!

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